発達障害のグレーゾーン 幼稚園での成長のために

実は私自身も、息子の発達に相当悩んできたママです。

周りの子供と比べて不安になったり、落ち込んだり。子供の成長を信じてあげたいけれど、葛藤しているママも多いはず。

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誰にでも相談できることではない、子供の発達のこと。

発達障害と確定こそ、されていなくても、個性との区別のつきにくいグレーゾーンの子供の子育ては、常に悩みや迷い、ママの苦労も相当なものです。

何となく子供の発達に、違和感を感じているママ達に、経験者だからこその言葉で、発達障害 グレーゾーンの子供が、幼稚園で成長するための対策をご紹介します。

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不安だらけの幼稚園生活

発達に悩みのある子供は、日常生活でも問題がよく起こります。そんな子供の幼稚園での集団生活、不安だらけですよね。

私の息子が年少で入園したとき、まだ診断はついておらず、まさに発達障害のグレーゾーンと言われていました。

発達に悩みのある子供は、幼稚園時代では特に、そんなにめずらしい存在ではないそうです。年齢が小さいほど、個性と特性の区別がつきにくいためです。

幼稚園の環境で言えば、こういった子供には、よく目が届くクラス体制が好ましいです。思いがけない行動で加害者にも被害者にもなりやすいのです。

また、先生とはできるだけ密に、報告と連絡を取り合えるつながりが大切です。これを疎かにしてしまうと、親や先生が子供にできる、フォローが間に合わなくなってしまいます。

「悪いことはできるだけその瞬間に、きちんと叱り、教えること。逆に良かったことや、頑張ったことは、その過程もちゃんと褒めて認めてあげること。」

これは、私の大きな心の支えとなっている、療育施設の先生が教えてくれた言葉です。

発達に悩みを抱える子供たちは、育てていくのにコツが必要です。そのコツを、いっしょになって試したり、挑戦してくれる環境を探してあげましょう。

園行事でたくさんの成功体験を!

年間を通して様々な行事がある幼稚園。普段の園生活が落ち着いていても、行事の練習が始まると、心が不安定になり、困った行動を起こしたり、練習に参加できなくなることがあると思います。

しかし、周囲のほんのひと手間で、それが成功体験へと繋がります。

例えば、練習が苦手な子供には、「毎回100%できなくても良い、70%できたら褒めてあげよう」この位の心構えで待っていてあげましょう。

できなかったと叱るより、70%できたことに目を向けることで、子供に自信を持たせてあげることができます。

また、練習への参加度合を表にして、できた日にはシールを貼ったり、チェックリストにすることで、それが楽しみになり視覚的にも気をひくことができます。

発達に悩みにある子供は耳からの情報は入りにくく、逆に目からの情報が入りやすい場合が多いので、その日の流れを分かりやすい絵にしたり、時間割表のようにしてあげるだけで、理解度が上がります。

この方法は、療育施設などでもよく使われています。

行事当日は、もし子供が求め、そちらの方が落ち着くのであれば、補助という形で、子供のそばにいてあげましょう。

先生方とも話し合い、子供にとって良い作戦を練りましょう!

私も、幼稚園での大きな行事のときには、補助として息子のフォローについていました。

息子は、気持ちの切り替えが苦手なので、こちらは、気をひくアイテムを用意して対応します。

効果的なアイテムは例えば水です。可愛いボトルに水を入れておき、「魔法のお水だよ」と言ってこっそり飲ませて、気分転換させてあげます。

イヤイヤを起こすスイッチが入らないように、声かけの仕方に注意したりもします。声かけの注意点は、前向きな言葉で、本人が「頑張ろう!」という気持ちにさせてあげましょう。

「◯◯できたらかっこいいよ!」「◯◯したらママびっくりしちゃうな!」

などは、息子には特に効き目のある言葉でした。

ママの手間はどうしても必要です。それを苦労と思うことも、少なくはありません。

でも、そのママの努力が実を結び、子供の頑張りが成功に繋がったとき、それが良い経験として子供の記憶に残ります。

成功体験を積み重ねることが、この時期の成長に大きく響いてきます。

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ママが相談できる窓口を見つけておく

幼稚園での困ったことや、グレーゾーンならではの悩み。決してママひとりで抱え込まないでくださいね。

いきなり発達や心理の先生のところに行くのは、初めは少し、緊張してしまうかもしれません。まずは、地域の保健センターや、発達相談を利用してみましょう。

保健師さんや発達の先生に話を聞いてもらい、もし必要があれば、そこから発達検査を受けたり、療育施設や特色のある園の見学などに結び付けてくれます。

それまで、発達の悩みを、打ち明けたことのなかった私は、初めて療育施設の見学に行きました。

息子の様子を見た先生に、「お母さん、これまでよく頑張ったね、辛い事もあったでしょう」と声をかけられ、人目もはばからず泣いてしまいました。

発達に悩みのある子供の子育ては、大変なのです。ママ一人が頑張るのではなく、周囲のみんなで協力して育てていくこと。

理解のある人がくれる適切なアドバイスは、心に強く響きます。

その言葉やアドバイスをひとつひとつ、ノートに書き留めたりして、自分だけの育児本を作り、その子供に合った子育てのコツを、探しだしていきましょう。

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悩んでいるママたちへ

幼稚園時代の子供の成長には、可能性が溢れています。

しかし、みんなが成長する分、その差が見えてきたり、子供の特徴がはっきり現れてくる時期でもあります。

少しづつ子供の本当の姿を受け入れて、ママがしてあげられるフォローで、子供を支えてあげましょう。

ママが子供といっしょに、小さな成功をいっしょにたくさん積み上げたら、幼稚園時代には大きな成長が待っています。

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