母乳の栄養不足が原因?くる病を防ぐにはどうしたらよい?
子育て中って色んなことが気になるものです。子どもの成長は嬉しいとともに、心配もつきものですよね。
テレビを観ていたら、最近くる病と診断される子が増えているというニュースが・・・。
くる病は、戦後間もない時や、栄養状態が悪かった時によく発症していたけど、最近増えている傾向がありますという内容でした。
くる病とは聞き慣れない言葉ですが、子どもの病気で増えていると聞くと、我が子は大丈夫なのかと気になります!
栄養状態が悪いとくる病になる?!ということは栄養豊富な今頃にどうして増えるの?と謎が深まるばかり・・・。
母乳育児が影響しているとも言われ、完全母乳育児を目指している自分としては、見逃せない病気のひとつ。
くる病ってどんな病気なの?母乳の栄養不足が原因って本当?という疑問を解決するためにくる病について調べてきました!くる病について知り、家庭でできる対策を一緒に考えていきましょう。
くる病ってどんな病気?
くる病と言われてもピンとこないかもしれませんが、アルプスの少女ハイジに出てくる「クララ」を知っていますか?
クララがが患っていた病気がくる病の設定だといわれています。クララは歩けず、都会のお屋敷の中で車いす生活を送っていましたよね。
くる病とは、骨に異常がでて、成長するのに骨が曲がったり低身長になったりする病気です。原因はカルシウムやビタミンD、リンなどが不足することで起こるとされています。
主に栄養不足が原因で、むかしはよく見られた病気ですが、最近増えている理由としては、偏った食生活や日光を浴びないことでリスクが高くなっていることが挙げられます。
どんな症状かというと、関節がふくらんだり足が曲がって成長したり、低身長などがあります。親は子どもが歩き始める頃、不自然なO脚などから気づくことが多いようです。
もしかして、我が子も?!と気になる場合は、小児科に相談をするとレントゲンと血液検査などで分かります。抱え込まずに検診の時などでも相談をしましょう。
母乳不足が原因なの?
くる病の原因のひとつとして完全母乳があげられることも多く、母乳で育てているけど、栄養不足でくる病になる?と心配になるママも少なくありません。
母乳にはビタミンDの含有量が少ないから、というのが理由です。ですが、母乳にも少量ですがビタミンDが含まれており、吸収がよいというデータもあります。
赤ちゃんは自分が蓄えたビタミンDもあるので、完全母乳=即くる病の発症ということになるわけではありませんので、心配し過ぎないでくださいね。
くる病の予防法はある?
ママは、子どもの成長について心配ごとはつきないものですよね。うちの子がくる病になったらどうしよう?と気になる場合、どんな対策を取ったらよいのでしょうか?
離乳食でビタミンDを摂る
離乳食が始まっている場合は、しっかりとビタミンDを摂るようにしていきましょう。卵や魚、きのこなどに豊富で食べさせやすい食材です。
初期から使えるじゃこなども、ビタミンD摂取にはぴったりです!お湯をかけて塩分を抜いてから、おかゆやうどんに混ぜて食べさせてあげるといいですね。
アレルギーが恐いから、と卵をなかなか与えないママも多いそうですが、卵にはビタミンDが豊富に含まれているので少しずつ使っていきたいところ・・・。
アレルギーがある場合は、医師としっかり相談しながら進めていきましょう。
日光浴をする
なかなか食事だけでビタミンDをとることは・・我が子は好き嫌いも激しいし・・と悩んでいるママ!実は、食事以外でもビタミンDを摂ることはできるんです。
それは、「太陽の光!」日光浴をすることで簡単にビタミンDを取ることはできるんですね。
朝、夕方など少し陽ざしが柔らかくなる時間帯に散歩に行ったり、お出かけをしたりしましょう♪
赤ちゃんが疲れすぎないように短い時間からはじめましょう。もちろん、ママさんも赤ちゃんもしっかり日焼け対策をしてく下さいね。
まだ外に出すのは少し不安というママさんは、部屋の中の日光が入るところで遊ぶのもよいですね。朝夕の日差しが強すぎない時間帯に外気浴をしましょう。
シミ・そばかすができるから、と日光浴をNGにしてしまうと、せっかくのビタミンDを摂る機会を奪ってしまいます。何事も適度が必要です!
「クララ」も都会の家の中で外へ出ることなく過ごしていましたよね。おじいさんの家に行き、日光浴をしたのも歩けるようになったのではないでしょうか?
家庭でできる対策をしていきましょう
子育てをしていると、色々な情報があり、迷ったりすることも多いです。気になる場合は、かかりつけの小児科医に相談をするようにすることが大切です。
私もちょっとしたことが気になり、検索をしたり、ママ友に聞くことも多いですが、自分の子供に全てが当てはまるわけではないので病院へ行くようにしています。
くる病は、日常の生活の中で改善していくことができる病気です!あまり不安に思わずビタミンDの摂取、日光浴など適度に取り入れていきましょう。
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