昆布の栄養は妊婦さんに良くないの?どのくらい食べていいの?
妊娠中って、何を食べたらOKなのかNGなのかよくわからない時ってありますよね。
塩分控えめに!とか栄養をしっかり!とか言われますが、積極的に摂りたい栄養や、そうでないものもあります。
妊娠してると、赤ちゃんの分まで・・・と考えるので色々と心配になることも多いもの。
先日、「髪が黒々した子になるように」って昆布やワカメを食べていたら義母に「食べすぎはよくないよー」と言われました。
普段から、割と海藻類は好きで普通に食べていたけど、食べ過ぎたらよくないのかな?と心配に・・・。
お味噌汁は昆布だしなんだけど・・・?と色々気になってしまいます。ちょっと確認したら、昆布に含まれるヨウ素(ヨード)が妊婦には影響があるとか。
昆布の栄養は妊婦にとっては大丈夫なの?ということが詳しく知りたい!と思ったので調べてみました。
気になるヨウ素って?
昆布に含まれている栄養で断トツに多いのがヨウ素(ヨード)になります。これは他の海藻類に比べても昆布が一番です。
ヨウ素とは、脳や身体の発達に必要な甲状腺ホルモンを作りだすのに必要なものです。
身体にとっては必要不可欠なミネラルの一種ですが、妊婦さんの場合は、ちょっと注意が必要なことも。
実は、甲状腺ホルモンは少なすぎてもよくないし、多すぎてもよくないのです!
不足した場合や、過剰摂取した場合、お腹の赤ちゃんが甲状腺の病気になってしまうことがあります。
甲状腺機能低下症という病気で、生まれつき甲状腺ホルモンの分泌が悪く、甲状腺ホルモンが不足してしまうのです。
この割合は新生児の赤ちゃんで3000人から5000人に1人ほど。産まれてすぐのスクリーニング検査で分かれば治療は可能です。お薬を飲むことでホルモンが正常になります。
でも、発見が遅くなると発育に問題があったり、知的障害になる危険性もありますので注意が必要になってきます。
ですから、赤ちゃんのためにもその病気を未然に防ぐことができるのなら、過剰摂取は控え、ほどよく摂取するということが大切になってきます。
ヨウ素の一日の摂取量ってどのくらい?
ヨウ素が不足しても、摂りすぎてもいけないなんてどうしたらいいの~?と不安になってしまいますよね。
でも、普通の食事の中で量は足りていると言われていますので、あまり心配しなくても大丈夫です。
厚生労働省によると、妊婦の場合は推奨量は240μg、上限量は2,000μg(2mg)と設定されています。ちなみに授乳婦の場合は270μgです。
これってどのくらい?全然ピンとこないですよね・・・。具体的にチェックしてみましょう。
・乾燥昆布 5g(5cm角)=約12000μg
・市販の昆布だし1g(汁1杯分)=130μg
・昆布の佃煮 15g(大さじ1)=k約1650μg
・とろろ昆布 1g=1560μg
乾燥昆布の量が多いですね・・・。普段から昆布だしを使っている人は、気になるところではないでしょうか。違うだしに変えてみたり、市販の昆布だしを使ってみるのもよいですね。
私も、毎日昆布だしを使うのではなく、カツオにしてみたり、市販のものにしてみたりと色々変えて味の変化を楽しむようになりました。
海藻なども、毎日大量に食べ続けなければ大丈夫と言えそうです。あまり心配し過ぎても気持ち的にも落ち着かないですよね。
妊娠中であれば、乾燥昆布を使ったものを控えるようにする、ということを覚えておきましょう。
また、ヨウ素の吸収を抑えてくれる食品として、大豆と一緒に食べるようにする、というのも大切です。
大豆を原材料とする味噌や、納豆、豆腐といったものと一緒に食べるとヘルシーで栄養バランスもよくなります♪和食の献立ってよく考えられていますね。
バランスのとれた食生活を
他の食品でヨウ素が含まれているものもあります。焼のりやひじき、魚にも含まれていますので、一日の摂取量が足りない、ということはなさそうです。
摂取量の上限以内に抑えるためには、色々な食品を食べて栄養バランスも考えていきましょう。
ヨウ素が多い食品は1品に抑える、などにすること大切ですね。大量に食べ続けなければ大丈夫なので、偏った食生活にならないように気を付けましょう。
初期はつわりで食欲が減少したり、安定期を過ぎてからはたくさん食べたくなったりと、食事に関しては色々と制限がついてしまうもの。
赤ちゃんのためにもママのためにも、ヨウ素を摂取しすぎないように心がけていきましょう。
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