甘酒の栄養は妊婦にも良い？どんな飲み方がいいの？

妊娠中は体調管理には特に気を遣いますよね！暑い季節はなおさらのこと。暑さで食欲が落ちたり、体全体がだるくなってしまったり、大変です。

最近テレビCMでもよく見かける甘酒、夏バテ対策にとてもいいと話題になっていますね。冬に体を温めるために飲むイメージもありますが、実はもともと夏の飲み物です。

江戸時代、夏の暑さに負けない飲み物として親しまれ、庶民の間でも人気だったようです。確かに、冷たい甘酒はとってもおいしいし、体にしみます♪妊娠中も体にいいものなのか、気になります。

そこで今回は、甘酒の栄養は妊婦にもいいのか、どんな飲み方がいいのかについてご紹介いたします。

甘酒の栄養は妊婦にも良い？豊富なビタミンで体を元気に！

甘酒には2種類あります。
・米と米麹を合わせて発酵させた米麹の甘酒・・・・ノンアルコール
・酒粕と砂糖を混ぜた酒粕の甘酒・・・・アルコールを含む（市販のものは1％未満のものが多い）

1%未満であっても妊娠中はアルコールを避けたい！
今回はノンアルコールで妊婦さんでも飲める、米麹の甘酒の効能をお話ししていきますね♪

ビタミン・ミネラル豊富で、大変栄養価が高いんです！「飲む点滴」とも呼ばれるのも納得です。

甘酒にはビタミンB群が豊富！

まずは、ビタミンB1。これは、糖質をエネルギーに変えるのを助けてくれますエネルギー発生の機能を活発に動かし、疲労物質の分解も促します。夏バテした体には必要な栄養ですね。

また、ビタミンB2も含まれていて、糖質はもちろんたん白質や脂質をエネルギーに変えるのも助けてくれます。お腹の赤ちゃんの体作りにも、たん白質や脂質は必要なので、こちらも大事な栄養です。

ビタミンB6は、たん白質をエネルギーに変えたり、神経伝達物質の合成を助けて精神を安定させたりという働きがあります。ホルモンバランスを整えて、つわりの症状を和らげるのにも良いんです。

妊娠中、貧血予防や胎児の神経管閉鎖障害予防などに特に必要とされる葉酸も、甘酒には豊富に含まれています。甘酒は、妊娠中にとても大事な栄養が含まれているんですね！

甘酒は美容にもいい！シミそばかすや肌荒れ対策にもOK

妊娠中は、ホルモンバランスが変わることでメラニン色素が生成されやすく、シミが増えやすい時期です。そのため、紫外線対策やスキンケアにはより念入りになりたいところです。

ここでも甘酒は効果が期待できますよ～。

甘酒のコウジ酸がシミ・そばかす対策にいい！

甘酒には、コウジ酸が豊富に含まれていて、メラニン色素の生成を抑える作用があります。まさに、妊娠中のスキンケア対策にはうれしい成分ですね！肌荒れ対策には、葉酸も効果が期待できます。

さらに、きれいな素肌作りには便秘対策も欠かせません。甘酒には、オリゴ糖や食物繊維も豊富なので、善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれます。

便秘が続くと老廃物が体にたまって吹き出物などの、肌トラブルを起こしやすくなります。甘酒は体の中からも、スキンケア対策できる優れものなんですね。

つわりや食欲のない時にも♪栄養補給に

甘酒には、エネルギー源となるブドウ糖が豊富。特に、脳にとっては唯一のエネルギー源ですから、生きるために最低限必要な栄養が含まれています。

食欲のない時にも甘酒はおススメ

つわりで気分の優れない時、冷たくひやした甘酒は口当たりもよく飲みやすいです。そのままで飲みづらい時は、好みのフルーツなどと組み合わせたスムージーにするとよりのみやすくなります。

私はコーヒーと混ぜて飲むのも好きです。妊娠中は、カフェイン過剰に気を付ける必要もありますが、ちょっとした気分転換には良かったです。

甘酒に含まれるブドウ糖は、素早く吸収されてエネルギーとして使われるので、体に蓄積されにくい糖分です。ですので、食欲のない時や疲れのある時にはかなり効果的なんですね。

糖質摂り過ぎになるので甘酒の飲みすぎに注意しましょう！

甘酒は、栄養豊富で優れた飲み物ですが、飲みすぎると糖質の摂り過ぎになります。体重増加や高血糖などの原因にもなりますので、1日200mlを目安にしましょう。

その他、甘酒には代謝をよくするアミノ酸や消化を助けるアミラーゼやプロテアーゼなどの酵素も豊富です。毎日コツコツ飲み続けると、体質改善にもなりますね。

飲み方としては、代謝の活発は朝のうちに飲んだり、便秘対策のために夜に飲んだり、食欲不振の時に少しずつ飲んだりと、目的に応じて時間帯や量を調節してくださいね♪