赤ちゃんに水道水を使えるのはいつから?塩素は大丈夫?
赤ちゃんにとって大切な栄養。初めは母乳やミルクから始まりますよね。母乳は赤ちゃんが生きるために必要な栄養を含んでいます。もちろん水分もたっぷり!
母乳はママの体で作られますが、ミルクは粉ミルクを溶かして作りますよね。春からは液体乳児用ミルクの販売も始まりますが、まだまだ主流は粉ミルク。溶かす水分、何を使っていますか?
私は、湯冷ましを使っていました。母から「水道水じゃない方がいいよ」って聞いたり、産院での調乳指導でも同様のことを教えてもらったりしたので。
ですが、日本の水道はかなり安全とも言われていますし、飲み水や料理に使う方も多いです。いったいいつから水道水を使ってもいいんでしょうか?気になりますよね。
そこで今回は、赤ちゃんに水道水を与えてもいいのか、水道水の安全な使い方についてご紹介いたします。
赤ちゃんに水道水を使っていいのはいつから?
母乳は、その90%近くが水分です。なので、母乳を飲めていれば、何か別の水分をとる必要はあまりありません。では、粉ミルクは水道水をそのまま使ってもいいでしょうか?
水道水は離乳食を始める頃からOK
生後間もない赤ちゃんは、免疫力が弱いので雑菌が体内に入ってお腹をこわしたり、消化不良を起こしやすいです。そのため、哺乳瓶など使う器具も消毒します。
ですので、ミルクの水もキレイなものが安心!水道水を煮沸して冷ました白湯やミネラルウォーターなど使い、一般に、離乳食を始める5~6か月ころから水道水を使っても大丈夫とされています。
このころには、赤ちゃんの抵抗力も付いてきていますから、念入りに消毒する必要はなくなります。手づかみで食べたり、おもちゃや部屋中のものをなめたり、色んな物を口にしますしね。
水分だけを補給したい時はどうする?
真夏の炎天下、体調不良で嘔吐や下痢を起こした時など、水分が不足してしまう場合があります。対処が遅れると、脱水を起こして危険な状態になりますよね。
こんな時、赤ちゃんならどうすればいいでしょうか?生後2か月頃までは、できるだけ母乳やミルクで対応して、2~3か月以降は必要であれば哺乳瓶から水分を補給します。
このような場合に使う水分は、水道水でもいいのでしょうか?
水道水を飲ませるのは5~6か月以降が安心
先ほどご紹介したように、離乳食が始まる頃には抵抗力もついてきますし、口にするものも変わってきますから、水道水を直接飲ませても影響は少なくなっていきます。
水道管などの老朽化が水質に影響することもあります
もちろん、日本の水質基準を満たした水なので、飲み水として使って問題はありません。ただ、近年の水道管の老朽化なども問題になってますし、それによる不純物の心配も考えられます。
また、塩素をなくすために地域によってはカルキ臭が強めだったりして飲みにくい場合もあります。小さいお子さんには、白湯やミネラルウォーターなどが安心です♪
より安全に飲むために知っておきたいこと?
水道水を飲む場合、そのまま飲んだり、浄水器を付けたり、煮沸して使ったり、いろんな方法がありますよね。いずれも方法でも問題はありません。
ただ、いくつか気を付けたいポイントがあります。
- 浄水器は適切な時期に交換する
- 煮沸消毒は最低10分以上
- 沸騰後の白湯は早めに使い切る
皆さんよく行われる煮沸消毒は、加熱殺菌もできますし塩素を取り除くのに効果的です。沸騰させるとすぐ除去できます。
ただし、塩素は加熱によってトリハロメタンという物質に変わりますが、これは発がん性のある物質です。こちらも水質基準によって管理されていて、人体に影響のある数値には達しないレベル。
とはいえ、小さい子供たちにはできるだけ危険なものは飲ませたくないし・・・。そんな場合は、最低15分以上沸騰させるようにしましょう。そうすれば、除去できます。
赤ちゃん用の水やウォーターサーバーも便利
体に害はないとはいえ、ちょっとでも心配があればできるだけ使いたくない気持ちもありますよね。そんな時は、赤ちゃん用の水も販売されています。
急な時でも、そのまま飲ませてあげられるむので便利です。また、ウォーターサーバーも随分浸透してきました。レンタルできるし、家まで届けてくれるし、買い物が大変なママは助かります!
また、温水が出る機能も便利。ミルクを作る時にお湯を沸かす手間も省けます。
水道水は安全ですが、やはり小さい赤ちゃんに使うのは色々と工夫しておくとさらに安心なんですね。私もとても勉強になりました。
ちなみに、飲食店の水に軽くレモンの果汁が入ってることがありますが、これもカルキ臭対策で味も爽やかにするおしゃれな工夫です♪上手に工夫して水道水を活用したいですね。
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