母乳が出ない!ミルクはあたえてもいいの?量は?
私は母乳で育てたいと思っていました。母乳育児推進の産院はもちろん、産婦人科などでは母乳育児を勧めているところも多いですよね。
わが子を抱いて授乳することは、とても幸せな時間。ゴクゴク飲んでくれると、とっても嬉しいです。
でも、個人差はありますが、母乳は始めから良く出るものではありませんし、中には、どうやっても母乳量が増えないママだっています。
私も、母乳で育てたい!とは思っても、母乳量が思うように増えませんでした。母乳量が少ないと、授乳して寝かせても、かなり短時間で起きて泣いてしまったり…。
どうやったら母乳が出るようになるかな?と悩む反面、いっそ完全ミルクにしたい!なんて思ったり、でもやっぱり…なんて、色々悩みますよね。
私もいろいろ試してがんばってみましたが、思うように母乳が出ません。かなり疲れていて、慢性的に寝不足もあり、常に気が立っていました。
こんな状態では、母乳育児を上手く続けられません。母乳育児の産院の先生や、産婦人科の先生、保健師さんからアドバイスをもらい、私は母乳とミルクの混合で育てました。
指導された経験を元に、母乳が出ないとき、ミルクをどう使うのか。また、量はどれくらい使えばいいのか。をお伝えします。
こんな時は母乳不足??ミルクを足した方がいい?
少しは出ているようだけれど。という方も居れば全くでない。という方もいます。私も母乳育児では大変な思いをしました。
授乳してもすぐ泣き出したり、飲んで寝てもすぐ起きてしまったり。疲れが取れず、ストレスだけがたまりました。そのうえ、母乳不足のプレッシャー・・・。悪循環でした。
母乳の先生にもいろいろ相談に乗ってもらったり、マッサージをしてもらったりしましたが4ヶ月頃からミルクを足す混合育児に切り替えました。下記の場合は母乳不足が考えられます。
- しばらく母乳を吸っていても、不満そう
- 授乳後、短時間で起きる
- 便の回数、おしっこの量が少ない
- 体重の増加がない
もう少し詳しくみていくと、母乳を飲んだあとでも、ずっと泣いていたり、機嫌が悪い場合は、まだ飲み足りないというサインの可能性があります。
また、生後1ヶ月くらいまでは、母乳を飲んでも短時間で起きたりということはありますが、生後2、3ヶ月ごろになっても授乳後、短時間で起きる場合は、母乳が足りていないかもしれません。
2、3日便が出なかったり、カチカチうんちだったり…も母乳不足の目安に。また、おしっこの回数が1日5回~6回未満であれば、母乳不足の可能性は大きいです。
体重は要チェック!新生児の1日の体重増加の目安は、30g前後。ただ日によってバラつきがありますよね。私は、1週間のトータルで体重が増加していれば大丈夫ですよ、と言われました。
便やおしっこが出ない!体重がほとんど増えない!赤ちゃんの様子が何だか心配!というときは、迷わず産院に相談して下さいね。
あまりに母乳不足であれば、赤ちゃんの栄養面も心配です。自分で判断して悩むより、お医者さん等の判断やアドバイスをもとに行動したほうが安心です。
少しでも出ているようなら、母乳を育てていくことは可能です。また、時間帯によって出る、出ないというパターンもあるので、自分の母乳のパターンを考えつつミルクを足しましょう。
そんな母乳のタイプ別にミルク足し方をまとめてみました!その前に、母乳量をちょとでも増やしたいときのポイントもご紹介します。
ちょっとでも母乳量を増やしたい!
母乳量を増やすためには、やっぱり頻回授乳!日中はもちろん、夜中もできるだけ授乳したほうが、母乳量UPのためには良いです。
ママの水分補給も忘れずにしましょう。目安は1日2L前後。血の巡りが良くなる、たんぽぽコーヒーや、母乳に良いとされるハーブがブレンドされたハーブティーなどがおすすめ♪
食べ物も、冷たいサラダより根菜類が入った温かいスープなどを食べるとGOOD。母乳はママの血液からできているので、鉄分の多い食材もしっかりと食べましょう。
母乳は血の巡りが良いほうが出ると言われているので、なるべく体が冷えないようにすることが大事です。ママの体と相談して、産褥体操などを行うのも血行促進に良いですよ。
母乳外来などで、おっぱいマッサージをしてもらったり、赤ちゃんの咥え方も一度チェックしてもらうのも、おすすめです。
そして、何より大事なのが!?ママの休息です。私も一時期寝不足でイライラしていましたが、家事は手を抜けるところは抜くようにしました。
日中は赤ちゃんとゴロゴロしたり、一緒にお昼寝したり。少しでも体が休まると、気持ちも楽になりますし、母乳量UPにも繋がります。
それでは、母乳が足りていないときの、母乳のタイプ別、ミルクの足し方を下記にまとめてみました。
母乳のタイプ別 ミルクの加え方
いつも出るけれど、1回の量がとても少ない。
毎回左右両方の母乳を与えたあとに、ミルクを足します。注意することは、ミルクの量。かわいそうに思い、少しずつ多くなりがちですが、ミルクは極力少なめに!
朝晩以外はあまりでない。
朝晩は母乳を充分飲ませてあげましょう。昼間の足りない部分を、ミルクで補います。この場合も、まずは母乳を。ミルクの量にも気をつけましょう。
少しは出るけれど、満腹になるほどではない。
この場合も必ず母乳を左右両方とも与えてから、ミルクを足しましょう。
ミルクを足す場合、私は、先生に「母乳をあげても欲しがるなら、ミルク缶に書いてある量を目安に最低の量をあげてね。」と言われました。
まずは、母乳を優先して飲ませてあげることが大切!ミルク中心で母乳をあげなくなると、ますます出なくなる可能性があります。
1日に、母乳は欲しがるだけあげてもOKですが、ミルクの場合は、3時間は間隔を空けるようにします。ミルクの授乳時間は10分から15分。飲み方が遅くなったらやめましょう。
赤ちゃんの体重はできるだけ毎日測定して、ミルクの与えすぎなどがないか確認!心配なら専門家に相談です。
全く母乳が出ない場合は、ミルク育児に切り替えていきましょう。ミルクを足しても、完全ミルクになっても、子供は元気に育ちます!
完全ミルク育児の一日量の目安
月 齢 | 1日の量 | 1回の量 | 生後7日目~半月 | 560ml | 70ml |
---|---|---|
生後半月~1ヶ月 | 700ml | 100ml |
生後1ヶ月~2ヶ月 | 840ml | 140ml |
生後2ヶ月~3ヶ月 | 840ml~960ml | 140ml~160ml |
生後3ヶ月~4ヶ月 | 900ml~1100ml | 180ml~220ml |
生後4ヶ月~5ヶ月 | 1000ml~1100ml | 200ml~220ml |
生後5ヶ月~6ヶ月 | 1000ml~1100ml | 200ml~220ml |
与えるのが人工栄養でも、授乳時間は母子の大切なスキンシップの時間です。赤ちゃんが哺乳瓶をもてるようになっていたとしても、なるべく抱っこしましょう。
母乳不足は私も切なかったですが、先生に、量を気をつけていればミルクを足しても問題ないよと言ってもらって気が楽に♪ミルクの力を借り、少しでもママの力が抜けるといいですね。
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