新生児のしゃっくり!長いけど大丈夫!?
もう昔の話になりますが、私は9年前に長女を出産しました。待ちに待った初めての赤ちゃん♪でもママ1年生の私にとって赤ちゃんのお世話は戸惑いの連続。
例えば目が少し赤くなっていた時なんか、目薬をさすべきか、病院に行くべきか迷って、大慌てで市の保健センターに電話したことも。
保健師さんには「目を引っ掻いてしまったのかもしれないので様子を見ましょう」と言われ「あぁ、なるほど…一安心」。
そんな大人なら些細なことでも、赤ちゃんの場合は「何かあるかもしれない!」と過剰に反応していた時期でしたね。
しゃっくりもその一つ。新生児の頃ってよくしゃっくり出ますよね。しかも長い!
大人になるとこんなに頻繁にはしゃっくり出ないし、止めようと試行錯誤も出来るけど、赤ちゃんにはそれも出来ないし…。
もしかしたら何か他の病気なのかも?と思ったこともありましたね。では新生児のしゃっくりは長くても大丈夫なのか見ていきましょう。
しゃっくりはどうして出るの?
しゃっくりは横隔膜の痙攣で起こります。え?横隔膜?どこにあるの?と思う方もいらっしゃるでしょう。
私たちの吸った空気は肺に入りますよね。横隔膜はその肺の下にある膜で、空気を吸った時に持ち上がる胸の筋肉に連動して膜は引き下がるのです。
こうすることで肺が膨らむんですね~。空気を吐くときはその逆で、空気が肺に入ったり出ていったりするんです。
だけどこの横隔膜、何かの原因で痙攣してしまうことが。その原因は未だ解ってはいないですが、痙攣するせいで「ひっく」と息を吸ってしまうんですよ~。
新生児のしゃっくりが多いのはこんな理由
小学生の頃、「しゃっくり100回したら死ぬよ~」と言われ必死で止めようとしませんでしたか?実際しゃっくりを100回したって亡くなることはないんですって。
続くと苦しいしゃっくりですが、48時間以内のしゃっくりは良性だと考えられています。
新生児はしゃっくりが長いし、回数も頻繁に起こりますが、さすがに丸二日続けて…というケースはありませんよね。
新生児がしゃっくりが多かったり長かったりするのは、体の構造が未熟なためだと考えられています。つまり些細な刺激で横隔膜が痙攣してしまうんですよね。
その刺激は何なのかと言うと、ミルクを飲んだことによるものだったり、おしっこでお尻が濡れたことだったり…。
授乳後のゲップが上手く出ないときにもしゃっくりが出たりします。うちの子はおっぱいを吐き戻してしまった後によくしゃっくりしていましたね。
おっぱい飲んでウトウトしていたのにしゃっくりで起きてしまってガーン…ということがよくありましたよ~。
しゃっくりが出たら…
病気ではなく、体に害はないとわかっても、長時間赤ちゃんがしゃっくりをしていると気になってしまいますよね。
私もしゃっくりがなかなか収まらないとイラってしますもん。実は苦しいんじゃないかな~と、早く止めてあげたいと思うのが親心。
大人なら水を飲んだり、息を止めたり…。あとはビックリすることで止まったりもしますが、それは赤ちゃんにとってはNG。
赤ちゃんのしゃっくりを止めたいときはこんな対応をしてみましょう。
快適な体温調節に
赤ちゃんは気温や体温の変化でもしゃっくりが出てしまうことがあります。
夏はエアコンや扇風機が必需品。でも大人が生活する分には快適な温度でも、寝たままの赤ちゃんにとっては体が冷え過ぎてしまうこともあります。
風も直接当たることの無いよう、体温の調節を気にかけてあげましょう。
おむつ交換
おしっこが出ると、体温が下がってしまいます。その刺激でしゃっくりがでてしまうことが。まずはオムツが濡れていないか確認して、交換してあげましょう。
ゲップをさせる
授乳後にしゃっくりが出る場合は、ゲップが上手く出せていないからかもしれません。
だけど何度チャレンジしてもなかなか出ないときってあるんですよね~。そんな時は頭を少し高くして寝かせてあげましょう。
少量の水分を飲ませる
少量の白湯を飲ませてあげると落ちつくことがあります。大人も水を飲んで止めたりしますよね。
おっぱいを飲ませても止まることはありますが、しゃっくりのはずみで吐き戻してしまうこともあるので要注意!
さすってあげる
抱っこして背中をポンポンしたり、さすってあげたり…。さすることで体も温まり、しゃっくりが止まります。事前にママの手も温めておくと良いですね♪
時期が来ればおさまります
新生児のしゃっくりが長くても心配する必要はありません。気になるときは、オムツを交換したり体を温めてあげたりゲップをさせてあげたりしましょう。
いずれ横隔膜も丈夫になり、しゃっくりする回数は減っていきます。うちの子はおすわりが上手になった7か月くらいには落ち着きました。
「あれ?最近しゃっくりしていないな~」なんて思うときが必ず来るので心配しないで大丈夫ですよ♪
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