赤ちゃんの向き癖が治らない!このままで大丈夫?対処法は?
赤ちゃんがすやすや眠る姿はカワいくていくらでも眺めていられますね。でも、ふと気づくと同じ向きで寝ているな~。うちの子も向き癖がありました。
おとなしく長く寝る赤ちゃんほど、ぐっすり眠ってなかなか動かないですよね~。頭の形がいびつになってしまったり、髪が生えにくくなったり。
このままでは心配だな、どうしたらいいの?そこで今回は、赤ちゃんの向き癖が治らない時はどうすればいいのか、その原因と対処法などについてご紹介いたします。
赤ちゃんの向き癖が治らない!どうすればいい?
生まれたばかりの赤ちゃんは、よく眠りますよね。大人は自分で寝返りをうつことができますが、赤ちゃんはまだうまく自分で向きを変えることができません。
・・・小さい赤ちゃんが特定の方向を向いて寝る状態
大人よりも体に対する頭の重さが重いし、頭蓋骨はまだ隙間のある状態で長時間同じ方向ばかり下にして寝ていると、その部分がペタンと平たくなってしまいます。
うちの場合、おとなしく寝る子だったので長時間バウンサーに寝かせて用事をしていました。すると、バウンサーのクッションの凹凸で我が子の頭も凸凹になってしまいました。
ぺったんこも心配だけど、凸凹も相当心配で、かかりつけの先生に相談したほどです。すると、次のようなアドバイスをくださいました。
向き癖の対処法
- タオル枕で向きを調節
→下向きになってしまいがちな方に筒状に巻いたタオルなどを当てて寝かせる - 刺激を向き癖の反対から与える
→窓の光やテレビ、声掛けなど向いてない方から - バウンサーやベビーシートに寝かせすぎない
→あまり可動域が広くないので頭の動きが制限される - 寝返りできるようになれば腹ばいに
→いろんな体制になれると頭も動かしやすい
たいていの場合は成長とともに改善するので、様子をみてくださいとのことでした。というのも、赤ちゃんの頭蓋骨にはまだ隙間のある状態で、脳の成長に合わせて変化するからです。
頭のゆがみは1歳半ごろに改善することが多い
1歳になってもまだ頭はやわらかい状態です。おすわりをしたり、たっちができたり、歩けるようになると、だんだん寝ている時間も短くなります。脳も大きく成長します。
それにつれて頭の形も変わっていくので、いびつな形が改善されていくことになります。それに、髪の毛も伸びてくるとますます凸凹も気にならなくなるんですね。
自然になおるのかな?もし治療を受けられるならどんな方法?
私がかかりつけの先生に相談した時、もしもの時に参考になるよう、紹介していただいた治療法があります。
リモデリング治療
頭の形に合わせて作ったヘルメットを装着して行う治療
この治療法は、専門の病院で受けることができます。専用のヘルメットを作成して、それを長期間被り、微調整しながら頭の成長に合わせて、形を矯正していくものです。
- 開始時期:生後4~7月頃から
- 治療期間:約半年、1歳半~2歳頃まで
この治療法は保険適用外なので、ヘルメット代や治療前検査、診察代など全て自費になります。相場が30~40万くらいかかりますし、ほぼ1日ヘルメットを装着する負担も大きいです。
ヘルメットによる脳への悪影響はほぼありませんし、治療の前にレントゲンやCTなどで詳しく検査します。国内でこの治療を行う病院は少ないのでかかりつけ医にご相談下さい。
向き癖が原因でない場合もある??
頭の形がゆがんでしまうのは、向き癖のせいだけではないかもしれません。というのも、向き癖がつくのは首の傾きが関係しているからです。首の傾きが起きるには、いくつか種類があります。
首が傾く原因
- 首筋の筋肉の拘縮
- 骨の奇形
- 炎症後の異常
- 目を動かす筋肉の異常
一つ目の首筋の筋肉(胸鎖乳突筋)の拘縮が、いわゆる赤ちゃんの向き癖を起こすことが多いです。この場合は、前述したような対処法で自然に改善します。その他は適切な治療が必要です。
また、首の傾きの他に頭蓋骨の状態が原因の場合もあります。それは、頭蓋骨早期融合症という症状です。一般に2歳頃に頭蓋骨の隙間は融合するところが、より早く融合してしまうのです。
いずれもきちんと検査を受けることで、何が原因かどうかはわかります。より正確な診断をうけられるようにおうちでできる観察をしておきましょう。
- 上から見た状態で観察
- 平たくなってる部分を写真にとる
- 定期的に観察して見比べる
ほとんどの赤ちゃんが向き癖を経験しています。日々見守りながら、やがて起き上がり、立ち上がる姿とともに向き癖や頭のゆがみもなくなっていくのでしょうね。
そんな姿を思い浮かべながら元気に子育て頑張っていきましょう!
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