9月入学で保育園入園は?育休延長できる?保活はどうすればいいの?

新型コロナウイルスの感染拡大で話題に上がった9月入学案。海外に合わせることでメリットも多い反面、心配な点も多くありますよね。

そんなに簡単に移行できるの?って私も不思議でした!新一年生にあたる子にはもちろん大問題ですが、前後の学年みんなどうなるのか分からないことだらけ。

そして、働くママ、出産を控えるママ、育休はどうなるのかも大問題です。ざっと卒園・入学時期が5ヶ月ずれるのです。

そこで今回は、9月入学で保育園に入れる時期や育休はどうなるのか、想定される変更点や対応はどうすればよいかについてご紹介いたします。

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9月入学で保育園や育休はどうなる?

グローバルスタンダードに合わせるため、何度も議論され、そのたびに断念された9月入学案。コロナで急浮上しましたが、課題は山積みです。

年長(5歳児クラス)だけでなく年中(4歳児クラス)にも影響あり!

例えば、2021年9月入学を想定して考えてみます。大きく分けて2つのケースがありますが、2014年4月2日生まれ〜2015年9月1日生まれまでを一度に入学させる案がひとつです。

もう一つは段階的に移行する案です。一度に移行すると対象児童は通常の1.5倍になるため、施設や教員などの増強が求められるからです。

段階的移行案として、5年かけて9月入学を完成させるものがあり、そうなると影響は年長(5歳児クラス)だけでなく年中(4歳児)、年少(3歳児)、またそれまでに影響が及びます。

未就学児の進級にズレが生じる

  • 年長とばし
  • 年中とばし
  • 年少とばし

学年の区切りが変わる他、入園時期にも変更が出て保育園の利用や育休の取得にも影響が出ることになります。

育休は半年延長される可能性大!

入学時期が5か月先延ばしになるため、仕事に復帰できなくなる人も続出します。そのため、育休は半年延長するという特別措置が取られる可能性が高いと言われています。

保活はいつから?育休と仕事復帰をスムーズにしたい!

9月入学にともない保育園が9月入園になると、5ヶ月先に伸びます。となると保活はどうすればいいのでしょうか?

保活はより計画的に

4月入学の場合、入園申し込みは10〜11月頃でそれまでに体験や見学会などがあります。

9月入園だと5ヶ月先になるので、申し込みも3〜4月頃になるかもしれません。それまでに情報収集や見学等をすることになるでしょう。

現行法律では認可保育園に生後6ヶ月未満は預けられないので、2〜8月生まれの子は0歳児での入園が難しくなります。翌年1歳児からの入園なので、激戦区では競争が厳しくなります。

もしも早生まれを避けるなら9月〜翌1月頃出産、申し込み時期に動けることを考えても、この時期がいいかもしれませんね。

例)1月出産の場合
12月頃 妊娠中 見学
4月頃 生後3ヶ月 申込
9月頃 生後8ヶ月 入園

あくまでも想定なので、実際どのようなスケジュールになるのかは全く未定です。早めに情報収集することが必要になりそうです。

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待機児童になってしまう?

入学時期が秋に遅れることで、幼稚園や保育園の卒園時期が夏にずれ込む可能性があります。すると、夏まで定員いっぱいのままになり新規受け入れが減ることも考えられます。

学童保育にも待機児童が増える可能性あり!

1年で移行する場合は学年人数が1.5倍になります。保育園の待機児童は一旦増えても翌年解消され、学童保育も一時的に待機児童が増えるが、進級のため徐々に利用が減るので深刻ではないようです。

ただし、段階移行の場合は、移行期間中はずっと待機児童が多くなると予想されています。限られた施設と人員で、安全に子供たちを見守るためにも定員は守る必要があります。

学童保育の情報収集も早めが安心

9月入学を実現させるには学童保育の運営の仕方にも、十分配慮が必要です。秋の就学前診断の後に学童保育の申し込みも始まるという流れでしたが、それも時期が変わるかもしれませんよね。

学童保育利用者は年々増えていますし、申込みや利用開始時期について早めに情報収集を始めましょう。民間の学童保育施設も増えていますから、いくつか候補を見つけておきましょう。

9月入学へ短期に移行するのは一旦見送られることになりましたが、おそらく今後も議論は続くものと思われます。グローバル化に合わせようという考えは根強くあります。

いずれにせよ、子どもたちや子育て世帯にとって有益な制度であってほしいと思います。日々休みなく続く、子育てや毎日の生活を送るだけでも十分過酷だからです。

みんなが安心して教育方針を選択できる制度を切に願います。

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