おもちゃの取り合いで兄弟仲良く遊べない!どうすればいいの?取り合いの成長を応援しよう!
兄弟ができると一緒に遊べていいだろうなぁ〜、という夢は砕かれ現実の厳しさを目の当たりにする日々。うちもおもちゃの取り合いで兄弟けんかが多いです。
同じおもちゃを取り合って喧嘩、遊び方が違うと言って喧嘩。一度火がつくとウダウダ文句を言い合って、ついつい聞いているこちらまでイライラしてきます。
「いい加減にしなさい!」怒りたくもなりますよね!
そこで今回は、おもちゃの取り合いをする兄弟はどう対処すればいいのか、なぜ取り合いをするのかも含めてご紹介します。
おもちゃの取り合いをする兄弟にどう対処する?
兄弟仲よく遊んでくれたらどれだけ助かるかと、毎日思います。小さい頃ほど口でうまく説明できず、泣いたり、おもちゃを投げたりして大騒ぎになることが多いですよね。
しばらく様子を見る
おもちゃを取り合い始めたら、すぐに関わろうとせずに離れたところから様子をみて、現状を確認します。
これは友達関係でも同じかもしれませんが、まずは本人たちの考えや行動を尊重するためです。日常茶飯事だと親としてはだいたい状況が読めてしまいますが、一旦は見守ります。
そこまでこだわりがなければ、どちらかが譲って収まるかもしれません。ただ、うまく行く時は少なく大抵ヒートアップしますよね。そうなったら、おもちゃを取り上げるとよいでしょうか?
すぐに取り上げずに気持ちを聞く
例えば、けんかになるからおもちゃを取り上げたとします。争う理由がなくなり、取り合いは収まるかもしれませんが、モヤモヤを残すことになります。気持ちに消化不良を起こすわけです。
- どうしてこれで遊びたいの?
- 一つしかないけどどうすればいい?
- 無理に取り上げたら相手はどんな気持ち?
- このおもちゃのせいで仲良く遊べないなら悲しい。
気持ちを聞きながら、一緒に心を落ち着かせていきます。以前、専門の方に相談したことがあるのですが、「気持ちを聞く」という行為自体が安心感を与えるのだそうです。
大人が期待通りの答えを出してくれなくても、まだ幼くて十分言葉が理解できなくても、関心を向けてもらったという実感があれば子どもの自尊心は守られるのです。
同じおもちゃを与えるといい?取り合うのは成長の過程
ひとつのおもちゃを取り合うなら、同じものを用意すればいいのでは?というアイデアもありますね。お土産に同じものを買ってきたり、同じお菓子を食べさせたりってことがあります。
これは毎回効果を示すのでしょうか?
自分のものか人のものかの区別をつける練習中
結論からいうと、取り合いは起こります。1歳までに「自分のもの」という認識が生まれ、物への執着が出てきます。なので、同じものが他にあるとしても、「取られることは嫌だ」と感じます。
しばらくは自分のものか人のものか、所有の区別ができないので、人のものでも興味があれば全て自分のものにしたいと思います。おもちゃを取り合うことは、ごく自然な成長の過程なのですね。
提案をする
「こっちならどうかな?」「今じゃないとだめかな?」と気持ちを聞きながら、取り合わずに済む方法を提案します。
「今取られると自分のものにできない!」と頭がいっぱいなので、他にも方法があるよと伝えます。それでも納得できずグズることも多いですが、まだ自分を客観的に理解できないからです。
成長の過程であるとはいっても、譲り合いができずに相手をたたいたり、物にあたったりするのは危険なことです。危ないことはきちんと伝えて「やめようね」と約束することも大切です。
その上で、遊びたい気持ちを受け止め、譲ることができたら褒めて、都度取り合いの解決の体験を積んでいくことで成長を応援していきましょう。
ルール作戦!見通しが立つと安心感が得られる!
3歳を過ぎて、言葉が話せるようになってくるとコミュニケーションも取りやすくなりますね。そうなると、簡単なルールも理解できるようになります。
おもちゃの取り合いになった時、ルールを提案して「どうすればこのおもちゃで遊べるのか」見通しを立てさせてあげます。すると、不安が取り除かれるので譲り合いがしやすくなります。
わかりやすく具体的なルールを提案する
- 順番:「○○ちゃんの次は○○ちゃんが使ってもいいかな」
- 回数:「ボールを10回投げたら交代ね」
- 時間:「長い針がここまで来たら交代ね」
お子さんの理解しやすいルールで提案します♪
何度か繰り返していると、子どもたちは自然に自分たちで提案しあって解決しようとし始めます!もちろん穏便に解決できる時ばかりではありませんが、それもまた経験ですね♪
問題解決はいくつになっても、大人になっても必要な能力です。誰かの助けを借りることも方法のひとつではありますが、やはり自力で解決しようとする自主性も欠かせません。
毎日毎日繰り広げられるおもちゃの取り合いをみて、親としてはうんざりすることも多いですが、時には「気にしない気にしない」の精神で大船に乗ったつもりでとらえることにいたしましょう。
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