モンテッソーリ教育に向いてない?そう感じる時はどう考えればいい?多様性の時代を生き抜く力を育もう!
子育て中の私たちにとって、耳に入りやすいキーワードの一つに「モンテッソーリ教育」がありますね。
優れた能力を発揮している方や著名人にも、モンテッソーリ教育を受けた方が多いとご存じのことと思います。
子どもひとりひとりに合わせた教育法に、関心を持つ方も多いことでしょう。ただ、自分の子どもに対して、本当によいのかどうかが気になりますよね。
そこで、モンテッソーリ教育に向いていない子はいるのか、向いてないと感じるときにはどうすればいいかについて調べましたのでご紹介いたします。
モンテッソーリ教育に向いていない子はいるの?
モンテッソーリ教育は、自分の子どもにも合うのかな?実際に取り入れるとしたら、そこは一番気になりますね。
子どもにとって、向き不向きは生まれない。
モンテッソーリ教育の大きな特徴は、一人一人の成長や発達に合わせて教育を行うというもの。その子に合うように進めていくので、向いていないということは起こり得ないと言えます。
その子が何に興味を持つのか、寄り添い、サポートしながら伸ばす。
誰一人として同じ人はいません。みんな一人一人違っていて、成長の仕方も、興味・関心を持つものも異なるのです。
モンテッソーリ教育は、その違いそのものを尊重し、その子が伸びようとする方向へ大人は一緒に寄り添っていくことが重要です。
今は、「何歳くらいになったら○○できるように」とか「まだできないから遅れている」とか、周りやネットの情報と比べてしまうことも多いです。
ですが、目の前の子は周りの子と同じではないと、再認識して、周りの情報に振り回される必要はないのです。安心してください。
向いていないのかな?と感じたら?
とはいえ、ひとりひとり違うがゆえに、難しい部分もあります。ひょっとして向いていないかな、と感じる時はどんな風に捉えるとよいでしょうか。
やりたいことがすぐに見つかるとも限らない。
何かにすぐ反応して、興味を示す子もいれば、そうでない子ももちろんいます。生まれつきの違いもあれば、育った環境による場合もあります。
特に自己選択の機会が少なかった場合は、自分から何か選び取ること自体に慣れていないかもしれません。時間をかけて見守っていけば、やがて何かを見つけられるようになるでしょう。
落ち着きがなかったり、集中できない時には理由がある。
なんだかすぐに飽きてしまったり、落ち着きなく過ごしている時は、もしかすると本当にやりたいことが見つけられないか、全くない環境ということが考えられます。
本当はどんなことに興味をもつのか、どんなことをしているときに楽しそうか、小さなサインを探ってみたいですね
同じ形にはめようとすると、本来のモンテッソーリ教育とはいえなくなる。
みんなが同じことをして、同じように成長していくように教育するのが当たり前だった時代から、少しずつ多様性を認め合おうという時代に変わりつつあります。
集団行動を乱さず、みんな一緒に取組む良さもありつつ、そこで評価されたり、優劣がついたりして、生きづらさを感じてしまうときもありますね。
協調性という意味ではいいけれど、「みんな同じ」でいる必要はないんじゃないか?そんな風に私たちは気付き始めていると言えます。
多様性の時代を生き抜ける力を育もう
みんなと同じことができるよりも、人と違うことで自分の生き方を見出せるかどうかが問われる時代になってきました。
また、今まで当たり前だったことが変わっていく日々ですね。だからこそ、その子の強みに気付き、それを伸ばしてあげたいです。
大人の願望や理想が必ずしもその子に当てはまるとは限らない。
少し前なら安定した人生を送れるように、大人がレールをしいておくことも良かったのですが、今は大人が育ってきた社会の構造や環境ではなくなってきています。
モンテッソーリ教育の中で、年齢にかかわらず一緒に活動したり、ひとりひとり自由に過ごす時間が多かったりすることで、団体行動の流れに乗るだけでは気付かないことが出てくるはずです。
これに慣れた子は、自分の考えで自分の意志で動くことが当たり前になることでしょう。ただ、逆に団体行動をとりづらい子もいるようです。
でも大丈夫!小学校に上がってから集団行動に慣れていける。
子どもたちは、大人よりも柔軟です。いろんなことを吸収する力も強いですよね。はじめはなじめなくても、しばらくすると順応できるようになります。
学校の集団行動で戸惑っている様子があれば、家庭でこどもの気持ちを聞いたり、考えを言ってもらったりしてみましょう。
分かりあえる人がいると理解できれば、また安心して学校生活を続けることができるでしょう。
幼稚園や保育園、学校、そして家庭とで見守り、より特徴を生かした子育てができるといいですね。
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