2歳児の赤ちゃん返り!いつまで?
赤ちゃんから子供になって行く頃・・・2歳の頃というのは「魔の2歳児」と呼ばれます。
自分のおかれている状況とか身の回りの環境など、少しずつ見えてくるんですね。心が発達している証拠です。
私の子供の場合ですが、ちょうどその頃次男が産まれました。妊娠中のときから長男は何か変化を感じてなのか、やたらと手がかかるようになりました。
何かと「抱っこ」をおねだりします。買い物中や、台所で料理中のときなど、お構いなしです。
食事だって「これ食べさせてー」。「あ、これ食べられないよ。」といって待っていたり・・・など、これまで出来ていたのに「できない君」になってしまいました。
反対に「やる!」といって聞かなかったり・・。ということもありました。
どうして出来ていたのに、今になってできないの?手がかかるし、自分もかなりストレスをかんじます。大変だなあ。とつくづく感じるところです。
そんな2歳児の赤ちゃん返りは、いつまで続くのでしょうか?どうしたらいいのでしょうか?私の経験を元に、お伝えしたいと思います。
赤ちゃん返りって?
2歳くらいだと、まだ物心もついていないし、成長していると言ってもまだまだ赤ちゃん。とてもかわいいけど、手のかかる時期です。
そんな状態のときに、下の子を妊娠がわかると、子供も敏感に反応したりします。
甘えたい盛りのときに、おなかが大きくなって抱っこがいつものようにできなくなったりして、赤ちゃんが生まれることを嫌がったりすることも。
自分でできていたことが、できなくなったりわざと悪いいたずらなどをしてしまったりということもあるようです。
産まれてからは、赤ちゃんのお世話をしているときに自分がかまってもらえないと感じたり、大好きなママが自分だけのものじゃなくなっちゃう!
と感じて、自分も赤ちゃんのようになってママの注意をこっちに向けたいという、子供心からおきるのが赤ちゃん返りです。
どうして赤ちゃん返りになってしまうの?
私の子供の場合、次男を妊娠する前は、長男は手がかかった・・という印象は余りありません。
2歳少し前くらいに次男が産まれましたが、妊娠中から長男の赤ちゃん返りが始まりました。
食べられない。歩けない。あれもこれも出来ない君になってしまいました。思い通りに行かないと、大泣きしてしまいます。
忙しいときや、体調がよくない時、次男のお世話をしなければならなかったり、自分にも余裕がありません。
自分が行き詰っていたり、ほかの事に親身になっているとき、こんなときに始まってしまいまうのです。
育児の支援センターの方に相談に乗ってもらったら「ああ、魔の2歳児だもんねぇ」と言われました。
おお泣きした後は、少し落ち着くことも発見しました。イヤイヤ言い出しているときに「どうしたいの?」と子供に聞いても、お互いがカリカリするだけでした。
私の場合、始まった時期が次男の出産少し前からだったため、まだ見ぬ赤ちゃんと私の変化を敏感に感じとったのでしょう。
次男が産まれたら、長男をかまって上げられる時間は、格段に減ってしまいます。長男は、とても不安で寂しい気持ちになったと思います。
不安が赤ちゃん返りの原因
私は長男を優先させることにしました。支援センターの先生や、母や夫にも相談しました。そして・・・
- 出来る限り長男を優先させてみる
- 夕方以降の「たそがれ泣き」の頃に、
「やらなくてはいけない事」を持って来ない - イヤイヤ時期に、しつけにこだわらない
このことを極力、心がけてみました。もちろん、自分ひとりではなかなか難しいことです。次男が泣いていても長男が大変なときは、夫や母に次男をお願いしました。
少しの時間、夫や母に次男を預けて長男と二人だけで遊んだりしてみました。長男と二人だけで向き合える時間が持てると、長男のことを、あまり見ていなかった自分に気づきました。
長男は「自分をちゃんと見ていてくれている。」と思ったようで、すこし安心感がもてた様でした。私もカリカリせずに、長男と接することが出来ました。
私は相談できる機関を使ったり身内に相談しましたが、自分しかいない状況でしたら、少しの間下の子には我慢してもらって少し上の子を優先してみましょう。
子供の気持ちを理解する
まず、大切なことはママの気持ちです。ママが「あぁ、イライラする!」という態度では子供はますます赤ちゃんのようになってしまいます。
「どうしてこんなことするの!?」
「前はできてたよね?」
などと否定するのはやめましょう。
強く怒ることは2歳くらいの子供にとっては、効果的ではありません。
「この子は、下の子が生まれてさみしいんだわ」
「自分への愛情が感じられず不安なんだ」
ということを理解しましょう。
ただのワガママではない、これも成長の過程でよくあることなんだ、と考えるとイライラも軽減します。
まだ入園前の2歳児なのです
少し前に出来たことが、今出来なくなったりしても当たり前です。ちょっと出来ると「もう出来るようになった」と思ってしまいがちです。でもまだまだ入園前の子供です。
出来たり、出来なかったり、を繰り返して成長していくのです。まだまだ甘えていたい。という年頃です。今は先が見えない苦労ばかりですが、そのうちに大変な時期は過ぎます。
「お母さんの愛情はいつでもあるよ」という安心感がもてれば自然になくなってきます。あれ?そういえば・・・という具合に。
赤ちゃん返りはとっても大変ですが、抱っこをせがむときには、してあげてください。食べられなければ、食べさせてあげてください。
大泣きになったら、そばにいてあげましょう。抱っこできれば、抱っこしてあげましょう。永遠に大泣きすることは出来ません。そのうちに、少しずつ収まってきます。
泣くことで、少しストレス発散が出来るようです。少しだけ落ち着いてくるので、この時に色々話してみましょう。
支援の先生から
ありませんよ。むしろ甘えさせてあげてください
と言われました。
今だけのことです。終わりが来ます。いつまで続くのか・・・と気が重くなりますが、子供の安心感と共に収まってくるものです。
何かの拍子に、敏感な子供は不安になってしまいます。不安な気持ちを取り除きたい、または自分を見て欲しいそんな気持ちで一杯です。
母の気持ちを確かめたい。そんなときに突っぱねられたり、無理強いされたら・・・・さらに不安になってしまいます。
赤ちゃん返りは単なる「我がまま」ではありません。不安感を背負ったまま自立できる子はいません。自分のこと、ちゃんと見てほしいのです。
今、赤ちゃん返りで愛情を確かめようとしています。大いに付き合って上げましょう。
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