赤ちゃんの離乳食はいつから?母乳はどうする?
母乳は赤ちゃんにとって、とても素晴らしい栄養素を持っています。
でも、いずれ卒乳し、食事から栄養を摂れるようにならなければなりません。離乳食は赤ちゃんにとって、食事の練習と言えます。
私は思うように母乳が出ませんでしたので、小児科の先生や母乳育児の先生方のすすめで、少し早めに離乳食を始めました。
たくさん先生方にお話を伺いに行き、相談に乗っていただきました。
お陰さまで順調に1歳まで授乳しながら、離乳食を進めることができました。
赤ちゃんは母乳以外のものに対して、少しずつ覚えていきます。離乳食をはじめると母乳の役割が終わっていくのか、というと、そうではありません。
母乳は、離乳食の吸収を助ける作用もあります。離乳食の前後に授乳すると、未熟な赤ちゃんの胃にとって、とても助けになり、とても重要です。
また、離乳食の素材によって早くから与えていいものと悪いものがあります。
では、赤ちゃんの離乳食はいつから始めればいいのでしょうか?母乳はいつまで与えたほうが、いいのでしょうか?私の経験と、母乳相談の先生方の意見を踏まえてお伝え致します。
離乳食はいつから食べられるの?
先に記載したとおり、私は母乳の出が良くありませんでした。なので、早めに離乳食に切り替えようと考えました。
私の場合、実は保健師さんから4ヶ月ころから果汁を上げるよう、言われました。
理由は母乳のでが悪かったため、卒乳が早くできるように、ミルクや母乳以外のものに慣れること、スプーンに慣れることです。
やってみたら、少しあげているだけなのに便秘になったり、乳児湿疹がひどくなったり・・・あまりいいことはありませんでした。
また、離乳食以外に慣れたり、食器に慣れたりするのももう少し先でも良かったと思います。
最近は、このようなことは科学的に必要ないことが解りました。同時に未熟な赤ちゃんには果汁が負担になるようです。虫歯にもなりやすくなります。
スプーン慣らしも成長につれて受け入れられるので、果汁で慣らす必要もありません。
何度も先生方に質問しに伺い、5ヶ月頃以降からなら、離乳食を始めても問題ない。とのことでした。
母乳が充分出ている方は、離乳食を急がなくても大丈夫です。是非母乳をメインに、進めてあげてください。
首がしっかり座り、大人の食べる様子に興味を持って食べたそうにしていたら、離乳食をスタートする時期です。
1歳ころまでは主な栄養は母乳からです。離乳食はあくまで、食事の練習です。赤ちゃんのペースで、進めてみてください。
食べなくても無理に食べさせないで、母乳を優先させてください。
母乳育児の赤ちゃんは、食べる量も少ないと思います。でも母乳から栄養を摂れているので、心配いりません。
そして、離乳食を始めても5,6ヶ月頃は、一日のうち1回、小さじ1杯くらいです。あとは飲みたいだけ母乳やミルクを与えてあげてください。
母乳は免疫をつけるだけでなく、赤ちゃんの栄養の吸収を助け、母乳自体の栄養もあります。
離乳食を食べるようになっても、母乳は与えるようにしてください。離乳食を食べないからといって、母乳を減らす必要はありません。
離乳食に慣れてきたら、徐々に量を増やします。さらに慣れてきて、スタートから1ヶ月くらい経てば、2回食に進んでいきます。
離乳食の素材も、始めはなんでも与えていいわけではなく、早くから与えてもいいものと悪いものがあります。味はつけないで、ダシと素材の味だけです。
どんなものを与えていったらいいの?授乳は?
まずはおかゆをつぶしたものから始めます。
一週間ほど様子を見ながら、野菜をすりつぶしたものを混ぜてみたり、すりつぶしたものをそのまま与えたりしてみます。授乳は飲みたいだけ、与えてあげてください。
5,6ヶ月ころから食べられるもの
穀物:米、そうめん、うどん、焼き麩、じゃがいも、さつまいも
果物:りんご、バナナ、いちご、みかん、もも
野菜:ほうれん草、小松菜、キャベツ、白菜、レタス、
ブロッコリー、カリフラワー、人参、大根、かぶ、
かぼちゃ、トマト
その他:豆腐、白身魚、卵の黄身、プレーンヨーグルト、きなこ
味はつけずに、だしと素材の味です。徐々に素材や量を、増やしていきましょう。嫌がったら、無理に食べさせないで母乳をあげます。
7,8ヶ月ころから食べられるもの
(初期の素材にくわえ)
穀物:コーンフレーク、マカロニ、納豆
肉類:鶏肉、レバー、赤身魚
野菜:きのこ、海草
アレルギーの様子も見ながら、少しずつ与えてください。基本的に薄味ですが、味付けも使えるようになります。砂糖、塩、醤油、味噌、バター。どれも少量です。
授乳は赤ちゃんが欲しがるだけ、与えてあげます。私の場合は、昼間と、夜に離乳食を与えていました。家族と一緒の時間に、食べていました。
9~11ヶ月頃に食べられるもの
この頃になると、だいぶ食べられるようになります。離乳食後期です。
そろそろ1日3回食になります。この頃からは、食事の時間を大人と同じリズムに整えていきましょう。
穀物:小麦粉
肉類:青背魚、豚肉、牛肉、ホタテ貝柱
まだまだ授乳は、飲みたいだけ与えて大丈夫です。
12ヶ月以降
かなり食べられるものが多くなります。が、刺激物は避けてください。
子供の胃は小さいので、3回の食事では足りません。おやつの時間を持って栄養を補ってください。
おやつといってもお菓子は離乳食を卒業したら。です。フルーツ、牛乳、ヨーグルト、おにぎりなどです。
授乳は、母乳が出ているのならば離乳しなくてもいいです。一歳半から2歳頃までに離乳できれば問題ないです。
私は1歳頃までしかあげられませんでした。母乳のでが良ければ、もっと与えてあげたかったです。自然に母乳を欲しがらなくなり、卒乳しました。
一緒に食事ができるようになると嬉しいし、楽しいですね。きっと子供にとっても、同じだと思います。
離乳食は茹でたり潰したり・・と手間がかかります。でもだんだんと食べられるものも多くなり、大人と一緒のものが食べられるようになります。
始めは遊び食べもあるし、作っても食べないこともあります。遊ぶということは、興味は持っているんですね。
離乳食を与えるのは、食べ物に慣れる練習です。無理のないように、子供のペースで進めていけるといいですね。
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