もうすぐお彼岸!おはぎを食べるのはなぜ?理由があるの?!

お彼岸の頃になると、スーパーなどでよく見かけるのがおはぎです。

小さい頃はお彼岸に祖母の家に行くと、仏壇におはぎが供えてあって、祖母お手製のおはぎをいただくのが楽しみでした。

結婚してからは、遠方に住んでいるためお彼岸の時にお墓参りをしたり、仏壇に手を合わせに行くこともできなくなりましたが、お彼岸の頃になると懐かしい祖母のおはぎが食べたくなります。

私が住んでいたところでは、お彼岸といえばおはぎというのが定番でした。お砂糖でできたお供え物もよく見かけますよね。

おはぎも、ぼたもちと呼ばれたりするのも同じものなのかよくわからず・・・。

お彼岸には、どうしておはぎを食べるのかということなどについて調べてきました!

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お彼岸っていつのこと?

お彼岸は、春と秋の年に2回あり、春分の日と秋分の日を中日とした前後3日間の7日間になります。

年によって日は違いますが、秋分の日でいうと9月22日とか23日が多いです。

秋分の日は昼夜の長さがほぼ同じとなり、この日から夜が長くなってきますよね。この日がご先祖様への思いが届きやすい日ということで、お墓参りをしたり、お供え物をしたりします。

ちょうどその時期に咲くのが彼岸花です。田んぼの脇に鮮やかな赤い花が咲いている姿を見ると、もうそんな季節かぁと思ったものです。

お彼岸におはぎを食べるのはどうして?

お彼岸といえば、おはぎやぼたもち。和菓子だったら他にもおまんじゅうとか団子とかありそうだけど・・・?と思うかもしれませんね。おはぎを食べるのはどうしてなのでしょうか?

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小豆には魔よけ効果が

中国から伝わったことで小豆の粒、赤い色には魔よけの効果があるとされています。そして、赤いおはぎを食べることで、邪気を払うと考えられていました。

ご先祖を敬う気持ちと、自分たちの無病息災を願って供えられていたんですね。

お砂糖は超高級品!

この風習は江戸時代から始まったと言われています。そのころの砂糖といえば、超がつくほどの高級品

今では考えにくいですが、甘いものを食べるということは滅多になかったんです。

昔話などでも、お餅ってお正月とか特別な時にしか食べていませんよね。そのおもちプラス砂糖を使うお供え物はとっておきのもの!ということが分かりますよね。

おはぎを食べるのは中日

私は知らなかったんですが、実はおはぎを食べる日って決まっているんです。先に、仏壇などにお供えしてご先祖さまに食べていただきますよね。

そして、中日である春分の日、秋分の日というのが多いそうです。もちろん、地域や家庭によっても違いますので、どうしてもというわけではないと思います。

私の住んでいる地域では、彼岸の入りにはお団子を供えて、中日におはぎを作って供えてから、それを下げていただくというのが定番でした。

けど、厳密にこだわっているわけではなく、「おはぎが食べたいなぁ~」と言ったら祖母が食べさせてくれた記憶もあります。中日でなくても、気にせずに食べても大丈夫ですよ。

ぼたもちとおはぎの違いは?

「おはぎ」と「ぼたもち」の違いについて知っていますか?同じだけど地域によって呼ばれ方が違うのかな~?と漠然と思っていましたが、同じものですが実は季節によって違うんです。

おはぎは、秋の七草である萩の花から取っておはぎ、ぼたもちは春の花である牡丹の花からおはぎと呼ばれます。漢字で書くと「お萩」「牡丹餅」となり、分かりやすいですね。

秋の花と春の花・・・そう、季節によって呼ばれ方が違うんですね。大きさは、ぼたもちが牡丹の花のように丸く大きめです。

その時期の花になぞって作られるとは四季のある日本ならではの、自然と共に生活してきたことがうかがえますよね。

おはぎは粒あんでぼたもちはこしあん?!

そして、おはぎは粒あん、ぼたもちはこしあんというのが定番でした。それも、小豆の取れる時期によっての違いがあるとのこと。

秋は小豆が柔らかいので粒あんで、春は固くなっているのでこしあんにしてから、という風に分かれていたんですね。

現在では、あんこも一年を通してそれぞれ販売されているので、あまり気にしない、好みで、ということも多いそうですよ。

諸説ありますし、地域によってはどっちもおはぎと呼んだり、秋は「夜船」冬は「北窓」といった呼び方をする場合もあります。あなたの地方ではなんと呼ばれていますか?

お彼岸はお墓参りをしたりする家庭も多いでしょう。最近は少なくなりつつある伝統行事なので、子供たちにもお彼岸におはぎを食べる理由など、伝えていきたいですね。

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