臨月の吐き気や下痢!どう対処したらいいの?
あともう少しで出産!でも、臨月になって体の状態が急激に変わり、急にむかむかして吐き気を催したり、下痢になったり…と体調の変化に悩む妊婦さんもたくさん。
私も、臨月に入ってから、胃がむかついて食欲がなくなったり、お腹をこわしたりすることがありました。薬は気軽に飲めないし、病院に行った方がいいの?と心配したものです。
赤ちゃんに会えるのはとても楽しみだけど、お腹はどんどん重く下がってくるし、陣痛はいつ来るんだろう、出産の時慌てたらどうしよう…とだんだん不安にもなってくる臨月。
体調の変化や、出産に対する不安も大きくなる頃なので、ストレスなどで余計に体に影響を与えることもあるんですね。
吐き気や下痢は、出産の前に起こるなんて話も聞きます。臨月の体の変化…これって陣痛の兆候なのでしょうか?
臨月になって吐き気や下痢になったらどうしたらいいの?臨月に心地よく過ごすコツ、お知らせします♪
臨月って、吐き気や下痢が多くなる?原因はこれ!
臨月になると、体が出産に向けて準備し始めます。女性ホルモンの分泌が、ガラッと変わるんです!
ホルモンバランスなどが変わることで、むくみや寝つきが悪くなったり…というような症状が出ることも。体にいろんな変化が起こってくるんですね。
その原因の一つに、子宮の収縮を促す作用のある女性ホルモン「オキシトシン」があります。
陣痛が近くなってくると分泌が増えてくるのですが、オキシトシンには胃腸を収縮させる作用もあるんです。ですから、その影響で、吐き気・胃痛・下痢などの症状が出やすくなります。
他にも、妊娠を続ける働きがある「プロゲステロン」という女性ホルモンや、お腹の赤ちゃんが成長するのを促す働きがある「エストロゲン」という女性ホルモンの分泌も原因のひとつです。
プロゲステロンの分泌は、出産にそなえて、臨月になると少しづつ減少していきます。
プロゲステロンには、腸の働きを弱くする働きがあります。臨月で分泌が減少すると…腸の働きがこれまでより活発に!その結果、下痢になってしまう妊婦さんもいるんです。
また、エストロゲンの分泌は、臨月に増加!こちらは、身体の筋肉をゆるめる働きがあります。胃の筋肉もゆるくなるので胃酸が逆流し、吐き気の症状が出ることがあります。
妊娠後期や臨月の吐き気は「後期悪阻」とも言います。お腹の赤ちゃんが大きくなって胃が子宮で圧迫されることも原因のひとつで、それが吐き気などにつながったりもするんです。
臨月のつらい体の変化ですが、これらが出産の兆候であるという見方もあります。陣痛の兆候はありませんか?なんだか下痢っぽい…お腹が痛いなと感じるなら、陣痛の可能性もあります。
少し休むと治まるようなら、まだ前駆陣痛ですが、規則的に痛みが来るようなら、陣痛です!臨月になったら、痛みの感覚を測る習慣をつけておきましょう。
<前駆陣痛とは?>
陣痛のような痛みが、不規則で強くなったり弱くなったりして、そのうち痛みが遠のいてしまうこと。初めのうちは、痛みはあまり強くないことが多い。生理痛の痛みや、下痢の痛みのような感じで、お腹が張って固くなる。
吐き気や下痢の対処の仕方は?自己判断せず受診しよう!
一般的に、臨月に吐き気や下痢をもよおすことはよくあることだと言いましたが、あまりにひどかったり続くようだと心配です。
特にひどい下痢が続くと、子宮が開いてくる場合があるようです。まだ出産予定までもう少しある時には、早めに下痢を抑える処置をした方がいいですね。
また、出産兆候だと思っていたら、ウイルス性胃腸炎だった、ということもあります。吐き気や下痢が気になる時には自己判断せず、病院を受診しましょう。
薬は、自分で判断して飲むのは危険です。病院では、臨月に飲んで大丈夫な整腸剤など症状にあった薬を出してくれますよ。
胃痛や吐き気、下痢などの症状があるときの対処法は、次の通りです。
温かいうどんや雑炊など、消化がよく体に負担がかからないものがおススメ!冷たい果物など体を冷やす食べ物は避けた方がいいです。
・体を温める
血行が促進されて、内臓の働きが活発になるので、下痢の解消につながります。温かいお風呂に入る、腹巻をする、布団に湯たんぽを入れるなど、体を温める工夫をしましょう。
・食物繊維の多い食べ物を控え、水分補給をする
食物繊維は、便通を良くする働きがあるので、下痢の時には避けた方が無難。下痢の時には水分が奪われて脱水症状になることも!こまめに水分を取りましょう。
臨月を心地よく過ごすために…
臨月になると、いよいよだ!と身構えて、緊張や不安を感じたり、体を大事にしすぎて、1日中家にこもってじっとしていたりすることも多いですね。
でも出産に向けて、心も体もほぐして、リラックスすることが、案外臨月を快適に過ごすためのポイントだったりするんです。
私は、体調が良くて気候がいい時には、できるだけ散歩に出かけるようにしていました。のんびり風景を眺めながら歩くと、リラックスできますし、気分転換にいいですよ。
マタニティビクスは、臨月に入ってからもできるので、自宅でゆっくり体を伸ばすと、気分が落ち着くのでおススメです。
体調によっては、安静にしないといけない方もあると思いますが、そうでなければ、軽く体を動かすことは、気持ちの安定にプラスになりますよ。
他には、いつ出産になってもいいように、呼吸法の練習をしてみたり、入院の持ち物チェックをしたりして、具体的に行動することで不安が和らいだ気がします。
出産1か月前まで仕事をしていたので、産休に入ってすぐ、出産準備を始めました。赤ちゃんのことを思いながら、おくるみやスタイなどを作るのが、とても楽しかったです。
こうやってリラックスをすることで、吐き気や下痢などの症状も少しは軽くなることも!気持ちの持ちようって、大事なんですね。
ママが臨月を穏やかに過ごすことで、お腹の赤ちゃんも心地よく過ごしてくれるかも♪体の変化に必要な対処はしながら、赤ちゃんをゆったりと迎えてあげてくださいね。
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