しらすは栄養満点!妊婦さんにおすすめ!
妊婦さんは、バランスが取れていて体に良い食事を心がけなければなりません。
ですが、お腹が大きくなると料理をするのも億劫になりますよね。
しかもつわりが終わって、妊娠中期になると、常にお腹がすいてしまう人も多いようです。
するとついついすぐに食べられるお菓子や、インスタントに手を出してしまいがちになります。
私自身妊娠中は空腹に耐えきれず、しょっちゅう食べていたら、体重が急激に増加してしまいました!
そういう生活では、本当に赤ちゃんが必要な栄養を摂取出来ているのか不安になりますよね。
そこでおすすめしたいのが、しらすです!しらすは手軽に食べることが出来ますし、栄養は妊婦にとってとても優れているのです。
しらすとは
カタクチイワシ・マイワシ・イカナゴなど、体に色素がなく白い稚魚の総称をしらすと言います。
地域によって呼び方は違ってくるようですが、獲れたての生のしらすを釜ゆでしたものは、釜揚げしらすと呼びます。
釜茹でした後に2時間程度干し、少し乾かしたものをしらす干しと呼びます。
さらに、しらすを半日程度天日干しして、よく乾かしたものは、チリメンと呼ばれます。
栄養と効果
しらすは、骨や内臓も気にすることなく1匹そのまますべてを食べられる食材なので、栄養価も高くカルシウムが豊富です!
妊婦さんは胎児の骨や歯を作るためにより多くのカルシウムが必要になります。
妊娠中のカルシウムの摂取量は900mg摂った方が良いとされているのですが、しらす干しはなんと小皿1杯(100g)で、カルシウムが約500mg摂れるそうです。
その他にしらすには、魚の脂肪酸であるDHAやEPAが多く含まれています。この魚油が体に良いのは不飽和脂肪酸だからです。
脂質には、大きく飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられますが、飽和脂肪酸を多く含んでいるのは、バターやラードなどの動物性の脂質で、常温で固まるのが特徴です。
摂りすぎると中性脂肪やコレステロールを増加させてしまい、高脂血症や動脈硬化をまねく危険があるといわれています。
一方、不飽和脂肪酸は、まぐろやいわしなどの魚類やオリーブ油などの植物油に多く含まれている脂質です。
こちらは常温で固まりにくく体内で液体であるというのが特徴であり、血中の中性脂肪やコレステロール値を調節する働きがあるといわれています。
他にもDHAはメタボリックシンドローム・動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞などへの改善効果を期待することができると言われています。
また、EPAは動脈硬化・脳梗塞・脳卒中・炎症性疾患・アレルギー性鼻炎などへの改善効果を期待することができるとされています。
妊婦とカルシウム
妊娠中は赤ちゃんのためにカルシウムが多量に必要になります。
妊娠初期にはカルシウムが母体の骨に蓄積され、胎児が必要なときに使用されるようになっています。
私たちはカルシウムを身体の中で作り出すことは出来ませんので、妊娠中の母体はカルシウムの排出を抑えて、胎児のカルシウムを準備しておく必要があります。
そのためカルシウムが豊富な食品を上手に食事に取り入れて摂取しなければなりません。
もしもカルシウムが不足していると…?
もしもママの食生活がカルシウム不足だとしても、胎児は自らが必要な栄養素はママの体から遠慮なく奪っていきます。
ママの血液や組織にカルシウムが不足すると、骨や歯からカルシウムをとってくるのです!
妊娠すると歯や骨が弱くなった!という方は、カルシウム不足のせいかもしれません。
そしてカルシウムが足りないと生まれた子供の骨や歯は当然弱くなります。
シラスの活用法
しらすは傷みやすいので、私はすぐに冷凍保存用の袋に入れて冷凍してしまいます。
冷凍しても解凍の手間なく必要な分だけ取り出せてパラパラっとかけることができるので便利です。
普段の食事にふりかけてしまえば、いつでも手軽に摂取できますよ!
例えば、白いご飯にかけたり、お豆腐にかけたり、炒飯に入れたり、納豆に混ぜたりと活用方法は無限大です。
効果的な食べ方
しらすに含まれるカルシウムを、より効果的に摂取するには、ポン酢やお酢などと一緒に食べるのが良いそうです。
柑橘類やお酢に含まれるクエン酸やリンゴ酸などの有機酸が、カルシウムと結合して上手に体内へカルシウムを吸収してくれます。
また、たんぱく質もカルシウムの吸収を助けるので、一緒に食べると効果的です。
他にもビタミンDと一緒に食べると吸収されにくいカルシウムが効率良く吸収されます。
ビタミンDは干しいたけ、またイワシ、サケ、カツオ、サバ、ブリなど魚肉に多く含まれています。
しらすには大変多くのカルシウムや、体に良いとされる不飽和脂肪酸が含まれているので、妊婦さんには最適な食品です。
妊娠中の食生活には、ぜひしらすを上手に摂取して、元気な赤ちゃんを産みましょう♪
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