モロヘイヤの栄養は妊婦に良い？摂取するときの注意点・保存方法も！

モロヘイヤは食べると独特のぬめりがあり、好き嫌いがある野菜です。私が初めてモロヘイヤを食べたのは友人の家で出された「モロヘイヤのおひたし」でした。

ほうれん草のおひたしと思って食べたので、初めは「なに？これ？」と思ったのですが、ぬめりと味に「美味しい！！」と感動しました。

モロヘイヤは、見た目はほうれん草に似ていますが、栄養価はほうれん草より栄養がたくさんあるんですよ！

そして、モロヘイヤは、6月頃から出荷され8月頃まで食べれることができます。まさに、今が旬の「夏の野菜」なのです。

このモロヘイヤ、妊婦さんに必要な栄養がたくさん含まれているんですよ！

妊婦さんに必要なモロヘイヤの栄養って何？摂取するときの注意点は？栄養をしっかり取れる料理は？についてお話ししたいと思います。

モロヘイヤの栄養成分は？

モロヘイヤはたくさんの栄養が含まれています。その中には、妊婦さんの体にとっても必要な栄養成分を含んでいます！それがコチラ！。

①カルシウム

モロヘイヤにはほうれん草の９倍ものカルシウムを含んでいます。カルシウムはお腹の赤ちゃんの骨や歯をつくるために必要な栄養素です。

妊娠中にカルシウムが不足すると、お母さんの骨や歯から赤ちゃんに送られてしまうのです。なので、カルシウムはしっかり摂りましょう！

②ビタミンＣ

モロヘイヤの食べられる部分100ｇに対して65㎎含まれています。ビタミンＣは免疫力を高め、風邪の予防になります。疲労回復、肌荒れ防止にもなります。

③葉酸

葉酸は、妊娠してすぐの頃は先天異常（無脳症など）の危険から守ってくれ、その後は、赤ちゃんが栄養不足にならないようにしてくれます。

モロヘイヤは、食べられる部分100ｇあたりに約250μℊ含まれています。妊婦さんが１日に必要とされている葉酸の摂取量は400μｇと言われています。

モロヘイヤと一緒に葉酸を多く含んでいる野菜や果物などを取るといいですね。

④食物繊維

モロヘイヤに含まれる食物繊維は、「ムチン」と呼ばれていて、オクラや山芋にも含まれている食物繊維です。

便通をよくしてくれ整腸作用があります。便通をよくすると腸の調子もよくなり、肌の調子もよくなります。妊娠中はできるだけ薬は飲みたくないもの。

モロヘイヤを食べてたら、便秘薬を飲まなくてもいいかもしれませんね。

⑤鉄分

妊娠中は鉄分も不足しがちです。赤ちゃんに栄養が積極的に行くので貧血になりやすいのです。モロヘイヤは野菜の中でたくさんの鉄分を含んでる野菜です。

貧血予防におすすめの野菜です。そして、たんぱく質やビタミンＣと一緒に食べると吸収率がいいのでおすすめです。

モロヘイヤを食べるときの注意点・保存方法

妊婦さんに必要な栄養がたっぷりのモロヘイヤですが、食べるときの注意点があります。モロヘイヤには毒性があると言われてます。

種子や茎に「ストロファンチジン」という成分が含まれています。その成分には吐き気やめまいを起こしてしまうことがあります。

スーパーで販売されてるものは、大丈夫ですが、自分で作ったモロヘイヤなどは念のため、葉だけを食べるようにしましょう。

モロヘイヤは日持ちしない野菜です。冷蔵庫では２日程度です。茎を水で湿らせ新聞紙で包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫に保存すると持ちがいいです。

冷凍保存するときは、一度茹でてから、水分をしっかり取り、適当な大きさに切って、保存バックなどにいれて冷凍保存してください。

モロヘイヤは一束100円～と、比較的お安く手に入る野菜です。栄養もたくさんあり、家計にも嬉しい野菜ですね！冷凍保存もできるのでたくさん買っても大丈夫ですね！

モロヘイヤの栄養をうまく取れる料理方法

では、モロヘイヤの栄養を効率よく摂取できるおすすめ料理を紹介したいと思います。比較的、簡単にできる料理なので、料理が苦手な方でも作れると思います。

①モロヘイヤのおかか和え

定番の和え物です。とっても簡単で美味しいですよ！モロヘイヤを茹でます。固い茎は食べずらいようなら、除いてください。

茹でたモロヘイヤを、ざるに上げて、粗熱が取れたら水分を切って好みの大きさに切ってください。後は、かつおぶしと醤油を少しかけてあえるだけです。

②モロヘイヤと卵のスープ

妊婦さんに必要な鉄分の吸収を助けるたんぱく質も一緒に取れ、また、熱に弱いビタミンＣもスープと一緒に取れる栄養満点スープです。

モロヘイヤは葉だけを茹でておきます。冷ましたモロヘイヤを刻んでおきます。鍋にコンソメを入れて、刻んだモロヘイヤと塩コショウで味付けします。

最後に、溶き卵を入れて完成です。好みで、もみのりやごまをいれるのもいいですよ～

モロヘイヤはこんなにも妊婦さんに嬉しい野菜です！そして、妊婦さんの栄養管理に役に立つ野菜なのです。

少しの量でも栄養たっぷりなので、お腹の赤ちゃんの為に、苦手な方も一度食べてみてください！