かぼちゃの栄養は妊婦がたくさん摂っても大丈夫?気になるビタミンAの注意点と摂り方をご紹介♪
妊娠中の食事ってとても気を遣いますよね。ママの体自身もつわりなどで今までは違うし、お腹の赤ちゃんのことも気遣いながらの食事になります。
ネットや雑誌にも妊娠中の栄養について、たくさんの情報が出ているので私も色々と調べていました。すると、今までいいと思っていたことが違っていたりして驚くことも結構あります。
例えば、かぼちゃ。緑黄色野菜でビタミンAが豊富。ビタミンAは、妊娠中摂り過ぎないよう注意されますが、かぼちゃは食べても大丈夫なんでしょうか?
そこで今回は、かぼちゃの栄養は妊婦もたくさん摂っても大丈夫なのか、ビタミンAの紹介と気を付けたい点などについてご紹介いたします。
かぼちゃの栄養って妊婦もたくさん摂って大丈夫?
かぼちゃには、βカロテンが豊富に含まれています。食品の分類では、緑黄色野菜のグループに入ることは皆さんご存知の通りです。このβカロテンが、体内でビタミンAに変換されます。
かぼちゃをたくさん摂っても大丈夫!
βカロテンは、体内に入ると必要な分だけビタミンAに変換されるため、余った分は排泄されていきます。ですので、たくさん摂ったとしても過剰になって体に影響を及ぼすことはありません。
妊娠中の過剰摂取が注意されるのは、もう一つのビタミンA「レチノール」です。レチノールは、肉や魚などに含まれる動物性のビタミンAに当たる物質です。
ビタミンAは、水に溶けにくい脂溶性ビタミンで、レチノールも体の中で余った分は外に排泄されにくいため肝臓や脂肪組織などに蓄積されやすいんです。βカロテンとは性質が異なります。
妊娠初期に1日10000IU摂取し続けると、胎児が奇形を生ずるリスクが高まる。
過去の研究でこのような報告がなされているため、厚労省などから注意喚起されているわけですね。
ビタミンAはどんな栄養?どのくらい摂れば大丈夫?
ビタミンは、私たちが生きていくために必要な栄養です。「体の調子を整える」って家庭科の授業で習ったような~♪そして、ビタミンAは、次のような作用があります。
ビタミンAの作用
- 眼の働きを助ける
- 粘膜や皮膚を健康に保つ
- 免疫機能を支える
- 抗酸化作用が高い
- がん予防
とても大切な働きをしてくれる栄養ですね。さらに、胎児にとっても皮膚や内臓、器官などの形成に関係しており、なくてはならない栄養です。不足すると、発育異常の恐れもあります。
ビタミンAの1日必要量(カッコ内:レチノール)
1日必要量=2000IU(600μg)
1日上限量=5000IU(1500μg)
続いて、レチノールを多く含む食品をご紹介しますね。(数値は100gあたりの含有量)
- 鶏肉(レバー)14000μg
- 豚肉(レバー)13000μg
- あんこう(肝)8300μg
- うなぎ(蒲焼)5000μg
- マーガリン1800μg
こうしてみると、レバーやウナギを食べるとすぐに上限を超えてしまうようですが、大丈夫なんでしょうか。これについては、1~2日超えた程度では過剰症は生じないとされています。
サプリメントからの過剰摂取に注意しよう
1日や2日摂り過ぎても支障ないことがほとんどですが、長期間続けて摂り過ぎると胎児に先天的な異常を生ずる確率が3.5倍になると過去に報告されています。用量を守ることが大切です。
かぼちゃの栄養はビタミンAの他にもいいことたくさん♪
かぼちゃの栄養はβカロテンが代表的ですが、この他にも妊娠中にうれしい栄養素が含まれています。
- 食物繊維・・・便秘予防、解消
- 葉酸・・・貧血予防、胎児の発育を助ける
- ビタミンE・・・血行改善
- カルシウム・・・骨を作る
- 鉄分・・・貧血予防
妊娠中はお腹が大きくなるにつれて便秘になりやすいし、食欲のない時期には食べる量が少なくても栄養を補給できると助かりますよね。是非、妊娠中の食事に活用してください♪
簡単かぼちゃソテー
- かぼちゃを厚さ5mmくらいのくし切りにします。
- 耐熱皿に並べて600Wで3分ほど加熱します。
- ニンニク1かけを潰してオリーブ油で温めて香りを出したら、2のかぼちゃを加えて炒めます。
- 塩コショーで味を調えたらできあがり♪
ガーリックの香りで、ご飯にもパンにも合います。カレーパウダーをかけたり、マヨネーズで炒めたり、玉ねぎやツナを組み合わせたりとアレンジも楽しめます。
妊娠中は家事をするのも大変ですし、疲れやすくもなるので無理のない範囲でお料理もお食事も楽しんでくださいね。母子ともに健康で元気に過ごせますよう、応援しています!
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